店名：たんや 善治郎 仙台駅前本店
宮城県仙台市青葉区中央１丁目８－３８
「仙台と言えば？」思わず口に出してしまう食べ物は数々ありますが，仙台の名物のお肉と言えば……そう！牛タンですね！油の乗った肉厚なタンを味わえるとの評判を聞いて，宮城駅まで足を運びました。こちらのお店「たんや 善治郎」では，美味しい牛タンを定食で味わえるとのことで，お腹はすっかり牛タン定食モードです。到着すると行列がずらり。人気店だということは分かっていましたが，同じく牛タンを待つ人々でいっぱいのお店の外。メニューを見ながら待つ間も，お腹がぐーぐー鳴りっぱなしでした。
今回は共に訪れた三人揃って同じ定食を注文。牛タンに，テールスープ，そして白米がついた「得々定食」を注文！注文したときには気づきませんでしたが，届いてびっくり！なんとお肉の横に辛味ソーセージまで添えられておりました！１２００円です。
まずはテールスープの優しい味を堪能することにした筆者。テールスープとは，牛の尾のぶつ切りを煮たスープです。栄養たっぷり，もちろんコラーゲンもたっぷりで，女性には十二分に魅力的なスープとなっております。一口目はあっさりとしながらお肉の旨味が滲んだスープとネギを楽しみ，ほっと一息。空腹のお腹に優しいスープが染みわたります。
二口目からはほろほろのお肉を楽しもうと，ぱくり！じっくり煮込まれた尾肉がスープと溶け合って，口の中でほろほろと優しく崩れていきます。牛テールはスタミナ満点で，滋養強壮・疲労回復・豊富なビタミン等による健康増進効果が期待できるそうです。納得の効能とお味でした！
美味しく頂いてウォーミングアップを済ませた後，やっとメインの牛タンをターゲットに移します。肉厚で，上質な脂で光るタン。とっても美味しそうです。
肉厚牛タンを一切れ口に運ぶと，じゅわあっと肉汁が溢れてきます。これはもう，罪の味でした。白米を求める手が止まりません！ほんのりと甘味をもつ白米と，旨味がじゅんわりと詰め込まれたお肉の織りなすハーモニーは，想像を絶する美味しさでした。
一息つく間もなく，香ばしく焼けた牛タンを噛み締めれば，お肉本来の味がぶわっと広がり，一言では表せない多幸感が追いかけてきます。ランチどきに訪れましたが，ついついお酒が欲しくなってしまいました。それくらい，香ばしくて最高の味だったのです。
添えられたピリ辛ソーセージもプリっとジューシーで，喉の奥までしっかりと熱さと辛さを伝えてくれます。優しいテールスープと交互に楽しむと，美味しさが更にぐんと増して感じられます。全ての仕込みを職人さんが妥協なく行っているそうで，味にもぶれがありません。
たんや 善治郎では，粉挽き塩を手振りすることで，まろやかな旨味を引き出しています。細かく挽くことで塩の旨味が引き立って，口当たりがよくなるそうです。そして，その塩焼きにこだわることでも有名なお店なのです。普段皆さんが焼き肉を食べに行くと，小皿に甘口やレモンなどのたれや汁を用意して召し上がる機会が多いかと思われます。善治郎には「塩味」しかありません。自信をもって提供できる，という結論にたどり着いたのが，塩味だったのです。
塩挽きにこだわり，細かい仕込みに手間をかけて，これだけ美味しいお肉として提供されるのです。多くの努力と自信に満ちた逸品に，また食べに来ようと心に決めました。
たんや 善治郎では，食べ応え抜群の牛タンに，優しい味のテールスープが付いた定食をご紹介いたしました。仙台駅前店のみならず，宮城県内に点在しているようなので，気になる方はぜひ訪れてみてください！こだわり抜かれた最高の牛タンをお手頃価格で食べられるのは，間違いなくここだと思います！今回もとっても美味しかったです。ごちそうさまでした！
著 ヘレン
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